湘南のジェラテリア:The Market SE1のブログページです。
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ミルク
イギリスに住みはじめた当時、まずはじめに驚いたのがミルクの味でした。コクがあるのに、後味がスッキリしていて、乳臭くない。その時はあまり深く考えず、ただただ美味しいと飲んでましたが、後にそれがヨーロッパでは主流のパスチャライズ牛乳(72℃15秒 HTST製法)であるということを知りました。日本ではまだあまり知られてませんが「低温殺菌」牛乳として販売されています。

パスチャライズ牛乳とは
フランスの細菌学者パスツールが発明した殺菌法によるもので、牛乳中の栄養成分や風味を損なうことなく、有害な細菌を死滅させることができます。これをパスチャリゼーションと呼んでいます。(木次乳業のHPより)

日本では高温殺菌(120℃2〜3秒)の牛乳が主流です。この方法だと菌はほぼ全滅しますが、牛乳本来の美味しさも一緒に消されてしまい、牛乳に含まれている蛋白質や、ビタミン、カルシウムなどの栄養素が熱変性を起こし、栄養素が体内に吸収されにくくなります。では、なぜこの牛乳が日本では主流なのでしょうか。まず、保存期間を伸ばすことができます。そして生産コストが低く、大量生産が可能です。生産性と利益が重視された結果なのです。

SE1の開店を決意した際、イギリスで飲んだものに近いパスチャライズ牛乳を使おうと決めてました。そして出会ったのがパスチャライズ牛乳のパイオニア、木次乳業さんの「山のおちち」です。

木次乳業とパスチャライズ牛乳
本格的なパスチャライズ牛乳開発に取り組みを始めたのは、昭和50年です。いろいろな条件で熱処理した牛乳を発酵させ、データを取りながら3年間、仲間たちと毎日食べ続けて安全性を確かめました。同時に酪農家には飼料から乳搾りの仕方、牛舎の管理法まで徹底し、細菌数を細かく調べて乳質向上を求めました。こうして53年、パスチャライズ牛乳を流通化。本物の食べ物を届けたいとの生産者の思いが、日本で初めてのパスチャライズ牛乳として実を結びました。(木次乳業のHPより)

山のおちち
中国山地の山の広大な牧場で、365日昼も夜も放牧したノンストレス牛から搾られたオーガニック牛乳。パスチャライズ・ノンホモ牛乳といって72℃15秒で殺菌し、脂肪球をつぶしていないので、より生乳に近い風味が楽しめます。

日本での低温殺菌牛乳は酪農家と牛乳メーカーの強い想いと情熱がなければ難しいのが現状です。こういうものが当たり前に飲むことのできたイギリス生活はとても贅沢だったんだなぁと感じさせられたのと同時に、こうして日本でもこのパスチャライズ牛乳を広めようと尽力されてる牛乳メーカーがあることを知り嬉しく思いました。多くの消費者がこうした「本物」の牛乳をスーパーで当たり前に手にすることのできる日が訪れることを願わずにはいられません。

当店へはじめていらしたお客様には「山のおちち」牛乳の味を堪能できる「山のみるく」を味わっていただきたくおすすめしています。当店で使用している「山のおちち」牛乳は、搾られた翌日に島根の木次乳業さんから直接送られてくるので、とっても新鮮。予め予約をしてくだされば1本400円(税込)で販売もしておりますので、興味のある方はぜひご相談ください。

木次乳業
http://www.kisuki-milk.co.jp/

低温殺菌牛乳に力を入れているメーカーは他にもたくさんあり、牛の品種や放牧されている環境、食べてる草などによって風味も変わってきます。普段なにげなく飲んでる牛乳ですが、これを機会に自分のお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。

丹那牛乳
http://www.tannamilk.or.jp/

東毛酪農
http://www.milkland.ecnet.jp/

pal*system こんせん72牛乳
http://124.215.208.3/syouhin/konsen72milk/index.html
| 2009.08.14 Friday | ミルクについて | trackbacks(0) |
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